ソフトバンクのAndroid SIMを持ち込み機種変更でiPhoneでも使えるようにした話
ガジェット好きは多くの端末を所持したい欲求があるので、時にSIMカードを入れ替えて違う端末を楽しむのが日課になっています(いや、俺だけか)
ただソフトバンクのSIMは、ドコモやauとは違って、端末ごとにSIMカードが登録される仕様になっており、原則契約した端末以外でSIMカードを入れ替えて使うことができません。
なんでそんな面倒な仕様になっているのかはわかりませんが、ずいぶんと面倒な仕様なようです。
簡単に説明するとこうです。Androidのソフトバンクで契約したSIMと、iPhoneで契約したSIMがあるとします。Androidで契約したSIMは、契約した端末での登録がなされているので、他のSIMフリー端末にSIMを入れ替えたとしても、ソフトバンクの回線を使用することができません。もちろんiPhoneに入れ替えても使用できません。
ただし、ソフトバンクの白ロムAndroid端末であれば使用することは可能なようです。
逆にiPhoneの場合は、契約したiPhone以外のSIMフリー機iPhoneに差し替えたとしてもソフトバンク回線を使うことができます。
Android | iPhone | |
---|---|---|
白ロム | ○ | ○ |
SIMフリー | × | ○ |
正直ややこしさしかないです。
そんなわけで僕の契約したPixel 3は、iPhone XSにSIMを入れ替えたとしても通信ができないわけです。これは困ったものです。
解決策をいろいろ調べた結果、iPhone対応のSIMカードへ変更を行えば、あるAPN設定をすればAndroidでも使用可能なことがわかりました。
ソフトバンクへ行って「持ち込み機種変更」をしてもらう
端末をソフトバンクショップへ持っていき、そこで「持ち込み機種変更」をしてもらうことでAndroid専用SIMから、iPhone専用SIMへの変更をしてもらうことにしました。
ソフトバンクショップの店員さんにあれこれこうしてくれと説明するも、「SIMフリーにするには100日以上使用しないとだめです」と首をかしげる店員さん。いや、そうじゃないと何度も同じような説明を繰り返してやっと持ち込み機種変更の手続きへ。
SIMカードの交換には、契約事務手数料として税込みで3,240円がかかるのですが、ここはいたしかたないです。
Androidで使用するためのAPN設定
発行完了したiPhone SIMを、Androidに入れ替えて使ってみます。
Androidの設定から、ネットワークとインターネットの設定に進みます。機種によって多少違うかもしれませんが、だいたいは一緒のメニューかと思います。
そこからモバイルネットワークへ進みます。
モバイルネットワークメニューに進んだら、詳細設定を押してメニューの項目を増やします。詳細設定を押すとメニューが増えて、下の方にアクセスポイント名の設定メニューがあるので押下します。
新しいアクセスポイントを設定します。右上にある「︙」を押して、新しいAPNを作ります。ここで手動で入力します、以下を入力して下さい。
名前 | softbank(何でもいいです) |
---|---|
APN | jpspir |
プロキシ | 未設定 |
ポート | 未設定 |
ユーザー名 | sirobit |
パスワード | amstkoi |
サーバー | 未設定 |
MMSC | http://mms/ |
MMSプロキシ | smilemms.softbank.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | PAPまたはCHAP |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri,dun |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4 |
ベアラー | 指定なし |
MVNOタイプ | なし |
これで出来上がったAPN設定を保存すれば通信が可能になります。
右上のアンテナマークにも開通しているのがわかると思います。
総括
ソフトバンクで契約するなら、iPhoneで契約するほうが吉。
iPhone SIMであれば、このようにAPN設定をすれば他の端末でもSIMを入れ替えて使うことが可能になります。
ソフトバンクでSIMを使いまわして使いたい方はご注意下さい。